赤外線リモコンのAlexa デバイスを再考する

何年も前に作ったAlexa デバイスを再考します。元々、エアコン動作は問題なかったのですが、仏壇の扉の開閉が不安定でした。そこで、これを改良することにします。 rainbowgoblins.hatenablog.com 調子の安定しないIRデバイス これを作ったときは知識も乏し…

LTspice IV以前の回路図のフォントサイズを 現在のデフォルト値で更新する

主な原因と背景 対処方法 1. .asc ファイルをテキストエディタで開いて、TEXT 行のサイズを一括変換 2. シンボル内の WINDOW 行も同様に調整可能 3. スクリプトで一括変換 このスクリプトの特徴 改善版:ドラッグ&ドロップ対応の .exe ツール化 ️ できる…

LTSpice 微分・積分の使い方

ビヘイビア電源を使うと、入力$f(x)$を微分したり、積分したりできます。 - Function Name Description Formula 微分 ddt(f(x)) Time derivative of f(x)f(x)の導関数 $$\frac{d}{dt}f(x)$$ 積分 idt(f(x)[,ic[,a]]) Integrate f(x), optional initial condi…

アナログ・シンセサイザを学研 sx-150で学ぶ

音の入力 音の仕組み VCO 積分回路、のこぎり波 回路とシミュレーション 実機波形 ヒステリシス・コンパレータ アンチログ(AntiLog) CV入力による周波数変化 シミュレーション 実機波形 LFO 回路とシミュレーション 実機波形 エンベロープ・ジェネレータ …

アンチログ回路を学ぶ

アンチログ回路とは シミュレーション 実験と評価 DC解析 過渡解析 VCOをつなげて周波数スイープの実験 まとめ ブレッドボードで自作したVCOをオシロとスピーカにつないで、目と耳で遊んでいたのですが、そのとき思ったことがあります。 低い周波数の設定が…

オペアンプ版の簡易なVCOを自作してみる

オペアンプ版 積分器 ヒステリシスコンパレータ リセット回路(NPNトランジスタ) 計算式とシミュレーション トランジスタのスイッチング改善 オペアンプの効果 実験 LM358 LT1364 まとめ オペアンプ版 LM358のちょっと古いデーターシートには下図のVCOが載っ…

シュミットトリガーで簡易なVCOを自作してみる

ファンクションジェネレータのFY6900をいじっているときに、VCOに興味を持ちました。自作のこぎり波発生回路のランプ波を自作VCOに入力して、電圧による周波数可変を実現したいと思いますが、その手始めにVCO回路を勉強し、電圧による周波数変化を実験してみ…

のこぎり波発振回路

のこぎり波を作る方法は色々あるようです。基本的な考え方はオペアンプを使った積分回路です。周波数の変更を可変抵抗や積分コンデンサの選択で調整するので、設計も使い勝手も結構大変そうに思います。 色々調べていると、次のYoutube動画を見つけました。…

自作ファンクションジェネレータをオーディオアンプで増幅する作戦は失敗

番外:格安のオーディオアンプ TDA2030 LM675 格安のオーディオアンプ TDA2030 測定波形 比較参考:エミッターフォロワでの波形 抵抗負荷にサイン波の電圧を加えて、その時に流れる電流をハイサイド電流測定回路で検出する試みの第2段目になります。 ファン…

単安定マルチバイブレータ (74HC123, 74HC221, 74HC4538)の予習

アナログなワンショットパルス・マルチバイブレータに興味を持ったので、調べて内容を整理してみました。今日日、これを使うのは趣味領域だけのようです。3種類あって、それそれはwikiには下記のように説明されています。 マルチバイブレータは、スイッチン…

Bingの力を借りて、PWM コントローラ(TL494、SG3525A)の使い方を理解する

TL494やSG3525AといったPWM コントローラICを使ってみようと思うのですが、データシートを眺めてみても、私には使い方が分かり難くてなかなか呑み込めません。モーターやLEDの制御にPWMを使う以前に、これらの専用ICの使い方をLTspiceを使って理解しようと思…

CMOSアナログスイッチの外部モデルをLTspiceで使う (CD4066, 4053B)

CMOSアナログスイッチの標準モデルは[Switches]のカテゴリに入っているので、そこから選び出して使ったりしています。 ところで。Web上に掲示されている回路では、4066とか4053のロジックICの並びのアナログスイッチがよく使われています。 4066は苦労せずに…

LTspiceでPWM信号を作り、アナログに変換する(Arduinoを想定)

LTspiceの信号源として電圧源でPWMを作り、それにローパスフィルタにかけて、所望の電圧に変換する方法の備忘録です。 引用事例 次の事例があったのでそのとおり行ってみたのですが、どうもしっくりいきませんでした。 geek.tacoskingdom.com しっくりいかな…

ハイサイド電流測定を整理(「AN-105: 電流センス(検出)回路集」に沿って)

I「古典的方法」 II「古典的方法」の進化形 III さらなる進化形(高精度化) 100μA測定を実現するLTC2063 AD8628でも、シミュレーションでは100μA測定可能 前項の回路でも、シミュレーションでは100μA測定可能 IV アプリケーションノートAN-105の事例 1. ネ…

ローサイド電流測定を比較してみる

電流検出回路 ① 確実な方法(作動増幅回路) ② OPアンプとトランジスタを組み合わせ ③ 非反転増幅回路(「古典的な」高精度ローサイド電流検出) LTspiceでシミュレーション DC静特性 OPアンプの影響 補足 まとめ 電流検出には、シャント抵抗を使って抵抗間…

自作ファンクションジェネレータを増幅して実験用の電源に使う試み

アンプ仕様 増幅回路案 エミッタ接地+エミッタフォロワ エミッタ接地+プッシュプル OPアンプ+エミッタフォロワ OPアンプ+エミッタフォロワ回路の実装と特性測定 A: 電圧増幅(OPamp非反転増幅) 電圧増幅(トランジスタ付き) B: 入力 1/5にデチューン C…

オシロでハイサイドの電流波形を観察してみる

方法検討 ローサイド電流検出とハイサイド電流検出 シミュレーション 製作 特性測定 測定できる電流範囲 応答性 まとめ 電流をオシロで見たいときに、ローサイドならば負荷のグランド側にシャント抵抗を置けば見ることができます。時々使ってました。一方、…

製作編 デサルフェーターを作ってバッテリ復活に挑戦する

コンポーネント・セレクション(ブレッドボードの試験回路) 555 IC MOSFET インダクター L1、L2 ONパルスを仮決め R7の影響 C4の影響 バッテリーの内部抵抗の影響 選択仕様 回路図 付加機能 1.作動モニター用LED 2.逆接保護(LED表示)と過大電流保護 …

計画編 デサルフェーターを作ってバッテリ復活に挑戦する

デサルフェーター自作情報の調査 オリジナルモデルとその流れモデル 服部氏モデル 自作品の仕様というか、制約 LTspiceシミュレーション リギング発生モデル 服部氏モデルのシミュレーション 補足(興味本位) C3コンデンサ容量アップ(ONパルス時間増) バ…

内部抵抗計の製作と測定

市場調査 引用元 回路図の変更(555発振回路の変更) 交流電流の周波数の影響(シミュレーション比較) 測定結果 Arteckジャンプスターターの測定経緯 小型Pbバッテリー WP1236Wの測定経緯 実測結果 補足:予備試験結果 バージョンアップ バッテリーの内部抵…

ChatGPTにLTspiceの回路を教えてもらう

今話題の ChatGPT を使って、LTspiceの希望する回路図が得られるかを試してみました。今回の結果では正しい答えを得ることができませんでしたが、対話形式のQ&Aはごく自然で、必要な情報を提供するプロセスは納得できるものでした。(この内容は、2023/2 中…

LTspice Transient解析用にスイープ信号をつくる

何に使えるのか、今のところ宛はありませんが、興味本位で時間軸のスイープ信号を作ってみます。サイン波、矩形波、三角波のリニアスイープとログスイープを考えます。Googleで探して持ってきた内容がメインですが、あれこれ自分でやってみたものもあります…

LTspice AKO エイリアス (A Kind Of) ; モデルを取り換えながらシミュレーションする

AKO エイリアス (A Kind Of) の使い方をまとめておきます。AKOを使うと、同系列のコンポーネント(例、NPN、PNP、JFT、MOS、ダイオードなど)ならば、 .step コマンドで切り換えてシミュレーションできます。その結果、同じグラフ上に並べて表示することがで…

図表の特性を読み取りLTspice に取り込む 私の備忘録

特性図をテキスト化するWebPlotDigitizer 読み取った2次元$(x、y)$ データをLTspiceで表示する .FUNC-- User Defined Functions 事例1:TOUSHIBA NMOS SSM3K15FU ドレイン電流 事例2: オペアンプのオープンループ特性 2つの特性をテキスト化する Excelでデー…

熱解析:0-30V 3A DC PSU kit

動作解析 熱解析 パワートランジスタ Q4:2SD1047; TO-3Pパッケージ パワートランジスタ Q2 : 2SD882;SOT-32 / TO-126 回路の調査と解析を行った「0-30V 3A DC PSU kit」の熱解析をLTspiceで行います。 ファンレスのヒートシンクにしたいので、その選定のた…

LTspiceで熱解析してヒートシンクを考える 私の備忘録

LTspiceで熱解析 解析モデル RC熱モデル 備え付けの熱モデル 解析結果 ヒートシンクのパラメータの求め方 *1 SOAtherm-HeatSink 熱抵抗 熱容量 ヒートシンクの大きさ 他事例 ROHM ROHM熱モデル パワートランジスタやMOSFETにはヒートシンクをセットで考える…

LTspice 時間でコントロールする小技 サブサーキット

モデル化 ON/OFFスイッチ ノーマルオープン・スイッチ 1. サブサーキットの回路図作成 2. サブサーキットのシンボル作成 3.調整パラメータ記述 ノーマルクローズ・スイッチ 動作確認と参照元 可変抵抗 ポテンシオメータ EEblogで見つけたポテンシオメータ Po…

LTspice 小技集

LTspiceを使っているとき、こんなのあったらと思って探して見つけたTipsを整理します。都度、増やしていくかもしれません。 ポテンシオメータ(可変抵抗)サブ・サーキット ボリュームは、下図のように2つの抵抗を関数で関連づけて使っていました。 サブ・サ…

調査と解析:0-30V 3A DC PSU kit

調査 ためになったスレッド 仕様 回路図(オリジナル、中国コピー) 問題点 シミュレーション ギリシャのオリジナル相当回路 30V 3A対応にするための改造 電源on/off時のスパイク波形 他のスパイク対策:Paul's Paul's Revision 5 でのスパイク波形、定電流…

中華製トラッキング電源

中華製DC/DCコンバータ 概要 仕様 型式:DD39AJPA DC Regurator :XL6019 product by XLSEMI LTspiceでシミュレーション 入力 5V 入力 12V リップル 起動電圧/電流のオーバーシュート LT1170のexample回路ではオーバーシュートあり 起動時のオーバーシュート…

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